2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「墜落」と「着水」 那覇沖でのMH60ヘリ事故をめぐって

米陸軍特殊作戦用MH60ヘリコプターが1月25日、那覇市の東およそ170キロの太平洋上に墜落した。沖縄県の玉城デニー知事は同27日、「強く憤りを感じた」と語り、米軍に原因究明と再発防止を求める方針を示した。玉城知事は、「完全に飛び上がれない…

沖縄は二つのヤマ場を迎える 設計概要の変更申請と県議選

防衛省は昨年12月25日、新基地建設にかかる総工費は9300億円、埋め立て工期は9年3カ月との見込みを明らかにした。これにかんして河野防衛大臣は記者会見で、「工期が示されたことで、それを1日も早く完成させたい」「設計概要の変更申請について…

辺野古のサンゴ 移植で死んでも成功と回答

辺野古新基地建設にともなうサンゴの移植について沖縄防衛局は1月20日、環境監視等委員会にたいし沖縄県から出されている照会に対する回答案を報告した。 沖縄県の質問項目は多岐にわたるが、「移植先の評価について」の項目では、移植したサンゴが死滅し…

施政方針で辺野古にふれず それは既定の方針だから

首相の施政方針演説では、「辺野古」という言葉が出てこなかった。政府の方針に変化があるのではないか、そういう憶測もでたようだ。河野防衛相は1月21日の記者会見で、従来の方針に変わりはないと否定し、「工期も明確になったので、1日も早くできるよう…

現行安保条約調印から60年 いま何が問われているか

現行日米安全保障条約調印から60年。日本政府は1月19日、飯倉公館で記念式典をおこなった。 安倍晋三首相は「今や日米安保条約は、いつの時代にもまして不滅の柱。アジアとインド・太平洋、世界の平和を守り、繁栄を保証する不動の柱だ」と表明した。米…

辺野古は今

第二東京弁護士会憲法問題検討委員会が開いたシンポジウム「辺野古は今! ~沖縄辺野古基地建設問題の現状と法律問題」に参加した。2カ月に一度は辺野古に通っているという内田雅敏弁護士が辺野古ゲート前での抗議行動の様子を、抗議船「不屈」の船長をして…

見通しのない辺野古工事に9300億円は許されるのか

政府が辺野古新基地建設に2011年7月に着工して5年半、土砂投入を2018年12月に開始して1年たつが、安倍政権が思い描いたようには進展していない。海中に投入した土砂量は、1・1%程度にとどまる。このことは以前にブログで書いたが、大浦湾側に…

早くも熱を帯びて来た6月(予定)の沖縄県議選

今年6月に予定されている沖縄県議選が、早くも熱を帯びてきている。先日、自民党は、県政を奪還しようと那覇市内で新春の集いを開いた。そこでの仲井真元知事の「辺野古推進」発言がニュースになった。自民党沖縄県連の公式方針は、「普天間基地の辺野古移…

アメリカはイランへの軍事攻撃をやめよ

20200108 午後6時 @新宿 総がかり行動実行委員会が8日夕、新宿駅西口で「戦争反対! アメリカはイランへの軍事攻撃をやめろ 自衛隊の中東派兵反対」を訴える緊急街頭宣伝をおこなった。イランが米駐留基地を報復攻撃する緊迫した中での訴えに、仕事帰りの…

米軍横田基地の有機フッ素化合物問題 なぜ、基地内での立ち入り検査できないのか

東京都が昨年1月、米軍横田基地から2キロ以内にある2カ所の井戸の水を検査したところ、泡消火剤などに使われる有機フッ素化合物の「PFOS」と「PFOA」を検出した。立川市の井戸からは水1リットルあたり1340ナノグラム、武蔵村山市の井戸から…

500ドットコム社が渡した金は、翁長県政をかえるための選挙資金だった

衆院沖縄1区で落選し、九州・沖縄比例で復活当選した維新の下地幹郎衆院議員がきょう1月6日、中国企業500ドットコム社から選挙資金として100万円受け取っていたことを那覇市内でおこなった記者会見で認めた。政治資金規正法違反であり、議員辞職に…