2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

辺野古に新基地はつくらせず、県経済発展を推進する沖縄県予算が成立

沖縄県議会は3月28日の2月定例会最終本会議で新年度予算を賛成多数で可決して閉会した。 沖縄自民党は県提出の予算原案にたいし、知事訪米費用とワシントン駐在員の活動費用をゼロにする修正案を提出した。提案理由の説明では、ワシントン駐在員の活動費…

沖縄戦の遺骨を遺族の元へ

洞窟で遺骨を掘る人「ガマフヤー」の具志堅隆松さんは、長年、沖縄戦の犠牲者の遺骨を掘り出してきた。しかし、掘り出した遺骨の身元が分からない、なんとかして遺族の元に帰してあげたい。たどり着いたのが、DNA鑑定だった。 ●身元不明の遺骨、遺族をどうや…

サンゴ移植の許可失効と不許可 行政の厳正審査で

沖縄防衛局が名護市辺野古で進めている新基地建設の埋め立て海域で見つかったサンゴの移植は、採捕が許可された「オキナワハマサンゴ」については、3月1日に期限が切れ、移植がおこなわれないまま、許可の失効となり、他の申請については不許可となった。一…

辺野古新基地建設に伴うサンゴの移植問題(5)

(5)沖縄県は沖縄防衛局の移植許可申請で何を質したか 沖縄県が2月16日付でいったん許可したオキナワハマサンゴの特別採捕許可は、その後、食害が見つかり、事態が大きく変わった。最終的には、許可の延長ではなく、期限が切れたのだから失効とし、申請…

辺野古新基地建設に伴うサンゴの移植問題(4)

(4)沖縄防衛局の特別採捕許可申請書 サンゴの特別採捕許可申請書によれば、<採捕の期間>は、「許可の日から14日間のうちの1日使用」で、<漁具及び漁法>は、「潜水器使用による採捕(タガネ及びハンマーを用いた人力による採取)」としている。(サンゴ…

辺野古新基地建設に伴うサンゴの移植問題(3)

(3)沖縄県への報告の遅れを県は批判 沖縄県にはその翌日の9月28日に説明した。翁長知事は、「環境保全の視点を欠き、工事を優先する姿勢は大変遺憾だ」と批判し、▽サンゴの発見は7月だったが県への報告がなかった▽事前協議なくK9護岸に係船機能を持…

辺野古新基地建設に伴うサンゴの移植問題(2)

(2)工事予定海域でのサンゴ生息調査と環境監視等委員会への報告 沖縄防衛局は、環境省が策定した「海洋生物レッドリスト (2017)」にオキナワハマサンゴ等の15種のサンゴ類が掲載されたことを受け、2017年6月26日から9月18日にかけて辺野古新基…

辺野古新基地建設に伴うサンゴの移植問題(1)

(1)沖縄防衛局のサンゴ採捕問題の視点 沖縄防衛局は2017年10月26日、沖縄県に「普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書に基づく環境保全措置を目的とした造礁サンゴ類の移植技術に関する試験研究」を目的に、「沖縄県漁業調整規則第33…