2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

香焼島で働いていた李奇相さんの被爆体験

今年夏、長崎・香焼島(元・香焼町。今は長崎市と陸続きで、長崎市に編入されている)にかつてあった川南(かわなみ)造船所で働いていた11人の手記を、長崎原爆祈念館で読んだことがきっかけで、その後、同造船所関係者の証言録を読み始めた。といっても…

北部訓練場跡地 返還後も使い続ける米軍

沖縄県の国頭(くにがみ)村と東村にまたがる米軍北部訓練場の「過半」が返還されてから12月22日で3年。返還式典は名護市で開かれたが、私は、別の会場で開かれた稲嶺進さん(当時、名護市長)の話を聞きに行っていたと思う。防衛省は、ロシア製のヘリ…

石垣市議会が住民基本条例廃止を否決 この勝利を力に、住民投票への道を切り開いて

石垣市の自治基本条例の廃止をめぐる議案が本日(12月16日)開かれた市議会本会議で、賛成10人、反対11人の賛成少数で否決された。野党は9人の少数であることから、廃止案が通るのではないかと懸念されていたが、市民の反対の声に押されて与党議員の…

沖縄県がおこなった子供の貧困実態調査の到達点

「就学援助」は、経済的に厳しい家庭の子どもに学用品などの費用を支援する制度で、どの子も等しく教育を受ける機会を保障する重要な制度だ。沖縄県では、一昨年度、公立の小中学校の子どものうち、この「就学援助」を受けた子供は全体の23・6パーセント…

辺野古の土砂投入は1・1% 防衛省のデータ

沖縄在住の土木技術者である北上田毅さんは、辺野古の工事進捗率について防衛省は、「本年10月末現在で、②-1区域は7割、②区域は1割」と回答したとブログに書いている(11月22日の防衛省交渉で)。 この割合は、現在、発注されている「基準高+3・…

辺野古新基地建設の技術検討会は、軟弱地盤をどうするのか今も不明

辺野古新基地建設を進める「普天間飛行場代替施設建設事業に係る技術検討会」の第2回検討会が11月29日、防衛省内で開かれた。第1回技術検討会における提言・助言事項への対応、設計条件、護岸設計――を議題としている。議事録はまだアップされていない…