2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「戦後遺留問題」をめぐる中国の動き(6)

今年2月に開かれた中国・全国人民代表大会常務委員会(略称・全人代常務委)は、「中国人民抗日戦争勝利記念日の確定」と「南京大虐殺殉難者国家追悼日の設定」に関する決定をおこなっています。 ○中国人民抗日戦争勝利記念日の確定 中国人民抗日戦争は、中…

「戦後遺留問題」をめぐる中国の動き(5)

6月13日の新華網日本語版によれば、海南省文昌市東閣鎮鰲頭村で日本軍による村民70人余りが虐殺され、生き残った村民5人がこのほど日本に対して戦争賠償訴訟を起こし、日本政府に賠償と謝罪を求めることを決めたといいます。

「戦後遺留問題」をめぐる中国の動き(4)

13日(2014年7月)、「潘家峪(ばんかこく、pān jiā yù)惨案」の遺族と村民委員会が日本政府を相手取って裁判を起こすため、弁護士に委託したという報道が流れました。中国のメディアが報じたもので、日本では、共同通信と「赤旗」が報道しました。 潘家峪…

「戦後遺留問題」をめぐる中国の動き(3)

7月13日、‘潘家峪(ばんかこく、pān jiā yù)惨案’の遺族と村民委員会が日本政府を相手取って裁判を起こすため、弁護士に委託したという報道が流れました。日本のメディアでは共同通信が報道しました。 潘家峪村の事件というのは、本多勝一さんが「中国の旅…

「戦後遺留問題」をめぐる中国の動き(2)

今年4月19日、中国の上海海事法院(裁判所)が商船三井所有の鉄鉱石運搬船を浙江省の港で差し押さえた問題が起きました。商船三井は、供託金約40億円を支払っています。 日中戦争前に中国企業が日本の海運会社に貸し出した2隻の船が、その後、日本軍に徴用…

「戦後遺留問題」をめぐる中国の動き(1)

強制連行事件の中国での提訴状況について 北京市第1中級人民法院(日本の地裁に当たる)に37名が2014年2月27日に提訴、3月18日に受理されました(提訴後原告は40名に)。裁判所の事前調査に3カ月かかるだろうという報道もありましたが、まだ、審理は始まっ…

イトムカ鉱山で亡くなった干長徳氏の死亡日は・・・?

北海道留辺蘂町のイトムカ鉱山で亡くなった中国人・干長徳氏の「火葬認許證下附申請」(左)と「死亡診断書」である。干氏は山東省濰県の出身で、1944年4月に留辺蘂に連行されてきた人である。死亡診断書は「急性虫様突起炎」で同年9月29日発病し、30日午後9…

中国の中央档案館が戦犯供述書をネット上で公開

中国の中央檔案館(中央公文書館)が「日本人戦犯の中国侵略犯罪の供述書」をインターネット上で公開した(http://61.135.203.68/rbzf/index.htm)。きょう(2014年7月6日までに鈴木启久、藤田茂、上坂勝、佐佐真之助の4名分である。1954年に戦犯として起訴…