地崎組平岸事業所での馬春別告別式
「地崎組報告書」および「死亡診断書」によれば、馬春玉は河南省寿光県萍家荘出身、当時25歳。昭和20年5月ころ結核性腹膜炎を発病し、20年7月4日午前1時、赤平町平岸で死亡している。
「平岸華人宿舎立換金」には、20年7月4日に中国隊の班長以上、日本人の指導長・組長出席に依る「受入式」が行われ、翌日に中隊長以上と指導員が火葬場に行き、告別式が行われたと書かれている。
7月4日 受入式華人班長以上
大東亜●6升 貸方60.00
同 指導長及組長32名9名計41名
清酒4升 貸方320.00
大東亜●2升 貸方20.00
7月5日 告別式(馬春玉)
中隊長以上及指導員火葬場行
大東亜●5升 貸方50.00