赤平の中国人強制連行のまとめ

これまで私が被害者本人から聞いたり証言録を読むなかで、中国人の寮は人里離れた山奥にあり、社会から隔離されてきたという印象をもっていました。ところが北海道赤平市では「赤平合衆国」と地元でいわれるほど多数の米軍捕虜、朝鮮人、中国人が強制連行されてきたことが「赤平市史」などから分かりました。

少なくない赤平の市民が強制労働をさせられている中国人を見たり、接しており、文集に書きとどめていること、「黎明の碑」を建て、今も追悼が続けられていることも分かりました。児童文学としてつくられた『ズリ山』は、その結晶といっていいかもしれません。こうしたことが今後も語り続けられていってほしいと思います。

このブログでは、さらに数名の中国人被害者の証言を紹介しました。