辺野古の浜での抗議集会

f:id:machikiso:20170725140622j:plain

 「違法作業をやめよ! 沖縄の海を守れ!」。7月25日午前中、抗議船やカヌーに乗った150人の「海上座り込み」が行われ、ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は、「知事のあらたなたたかいが始まった翌日に大きな海上行動ができた」と誇らしげに語った。
 カヌーが71艇もでたというから、週末に続けられていた、カヌー教室開催の努力がこの一大行動の原動力になったことだろう。カヌー隊の一人も「これだけ出たら、海上保安庁もおとなしくするしかないね」という。日頃の口惜しさが、少し晴れたようだ。
 しかし、午前10時過ぎだったか、雨が降り始めた。雷注意報も出たらしく、午後の海上行動は中止に。午後の辺野古の浜での「海上行動に連帯する集会」は天候を見ながらの開催ということだった。
 辺野古の浜は、カヌーが並べられ、「NO BACE」「海を壊すな」などと書いた横断幕も掲げられるビーチらしさを感じさせるカラフルな砂浜になった。
 抗議船の船長の一人、北上田毅さんが工事の現局面を詳しく報告した。
 防衛局が本体工事に着手して3カ月になるが、K9護岸は100㍍ほどで止まり、取り付け道路工事も始めたもののこれも止まっていると、決して防衛局にとって工事が順調にいっているわけではなく、台風シーズンが終わったら、消波ブロックの位置を変えたりしなくてはならなくなるという。
 これから進められようとしているのが、辺野古の浜からも見える地点での工事。「けさ、船から確認したがネットに入った根固め用材が準備されていた。それを敷き詰めて、大型ダンプがすれちがえるようにしようとしている」と解説した。
 結論として、「今が決定的に重要な段階だ。海とゲート前が一体となって工事を止めていこう」と北上田さんは訴えた。