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沖縄県の猛抗議を無視してオスプレイの飛行が再開された

 米軍は、13日の墜落事故以後、オスプレイの飛行を中止していたが、きょう19日、沖縄県の猛抗議にも関わらず、再開した。17日に日本政府は飛行再開を認める方針を固めたという報道があったので、不意打ちを食らったわけではないが、まだ機体の破損部品の回収も終わっていないのに飛行再開である。
 米軍が、機体の構造的欠陥に起因するものではないと一言言ってしまうとそれで終わり、原因究明などどこかへ吹っ飛んでしまった。そして、その米軍に何も言わない日本政府。安倍政権もまた、軍事優先の思想にどっぷりつかってしまっているのだから手の施しようがない。まことに恐ろしい日米軍事同盟である。

 それにしてもお粗末だったのは、きょうになって空中給油機がKC130ではなく、MC130だと訂正されたことだ。空中給油訓練を行ったのは、発表では空中給油機1機とオスプレイ2機、そしてオスプレイではないヘリ1機、全部で4機である。その空中給油機を間違えた。米軍が間違えて説明したのか、情報を受けた防衛省が間違ったのか、それとも防衛省が単に空中給油機と聞いたのを勝手にKC130と思い込んでしまったのか。訂正理由も示されていない。
 沖縄の負担軽減の代名詞のごとく宣伝されたKC130の岩国移転。そのKC130がなんで沖縄に来て訓練をやっているのか、本籍を移しても現住所はもとのままかと思った人もいるだろう。
 沖縄の基地負担を絶えず気にかける人は、問題の航空機が岩国基地所属なのか嘉手納基地所属なのかも大きな問題になるのだが、そうでない人には、KC130でもMC130でもどうでもいいのかもしれない。

 

防衛省が発表した情報は、次の通りだ。
・不時着水したオスプレイは、沖縄北東の海上で、他のオスプレイ1機とともに米空軍嘉手納基地所属MC-130×1機から空中給油を受ける夜間訓練を実施していた。空中給油訓練は、常に陸地から離れた海の上空で行っているが、事故当時も陸地から数十Km離れた沖合上空で実施していた。
・空中給油機から出される給油ホースにオスプレイ側の受け手の給油管(プローブ)を差し込み、給油が行われた。給油が終了し、オスプレイのプローブとMC-130の給油ホースを分離させた後、21時5分頃、乱気流等により、給油ホースとオスプレイのプロペラのブレード(羽)が接触し、ブレードが損傷した。
オスプレイのブレードの損傷は回転するうちに大きくなり、飛行が不安定な状態となった。パイロットの判断により、訓練地点から相対的に距離が近いキャンプ・シュワブを目的地として飛行する中で、地元への影響を極小化するため海岸沿いを飛行していたが、途中辿り着けないことが分かったため、パイロットが意図した地点である浅瀬に不時着水した。

 

 翁長知事は、オスプレイが飛んだ事実を確認した後、メディアの求めに応じ、会見を行った。
 「県としては、オスプレイに対する県民の不安は一向に払拭されていないと考えており、飛行再開に強く抗議する」