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中国での強制労働被害者の提訴、熊谷組も

  5月16日、第二次世界大戦時、日本に強制連行された中国天津市の故崔慶云さんの養女が、強制連行・強制労働をおこなった熊谷組を相手取り、天津市の裁判所に提訴した。賠償請求額は労働報酬の70万元と精神的な損害賠償として30万元。裁判所は、裁判を開始するかどうかを判断する為、すでに訴状の審査を始めている。原告代理人は、天津市の童新政弁護士。

   訴状によれば、崔慶云さんは静岡県の田子の浦で飛行場などの工事に従事させられ、19457月に岐阜県高山で海軍の地下工場の建設に従事。大変危険な重労働を2年間させられたが、賃金は受け取っていない。

   日本の名簿では熊谷組富士作業所の113番として記載されている。熊谷組は富士作業所2度にわたって計501人を連行している(乗船時は504人)。

   中国では、強制連行・強制労働被害者の提訴が相次いでいるが、これまでは三菱マテリアルと日本コークスが訴えられていた。他の企業にもついに広がった。