抗日戦争紀念館が強制連行の事業場報告書などを展示

中国广播网は918日に「日本强掳中国赴日工罪行档案今天在京公布」と報道しました。(http://news.cnr.cn/native/city/201309/t20130918_513637015.shtml

 北京で日本に強制連行された労工に関する「档案」資料がきょう18日に公開されたというニュースです。

 記事を要約すると

<公開されたのは強制連行をおこなった日本の企業35124の作業所報告書など、日本が強制連行を行ったことを示す資料である。資料の統計(記事は「研究」)によれば、日本に連行されたのは41758人で、乗中死亡(記事は「乗船前」)2823人で、実際に日本に着いたのは38935人、日本で亡くなったのは6830人に上る>。

と伝えています。

 

新京http://www.chinanews.com/kong/2013/09-19/5301449.shtml)は、このニュースを写真入りで伝えています。

 

 この記事によると、東京の華僑総会が中国人民抗日に寄贈したものであることを明らかにしています。

 

华时报http://news.xinhuanet.com/world/2013-09/19/c_125413661.htm)によると、外務省報告書が東京華僑総会に保存されてきた経緯について、同会副会長の話も交えて明らかにしています。

据时任东京华侨总会副会长的爱国华侨陈焜旺回忆,1950111日,旅日华侨在东京浅草的本愿寺,举行中国死难劳工第一次慰灵追悼会时,一位日本外务省曾参加调查中国劳工的工作人员,通过各种途径联系到自己。这位日本人告诉陈焜旺,外务省要求他们烧毁《外务省报告书》及相关材料时,他觉得这套材料非常珍贵,烧毁了太可惜,因此,悄悄地保留了三整套材料,想把这套材料送给陈焜旺。在一个夜晚,陈焜旺秘密驱车从这位日本人手里取回了整整七大箱珍贵档案。为了安全起见,他将这些资料分放在几处精心保存。由于各方面原因,日本右翼知道消息后企图偷走材料,但最终没有得逞。近日,陈焜旺先生将保存长达半个多世纪的日本奴役中国赴日劳工原始档案转赠抗战馆。

 

「人民日報日本語版」919日は、ほぼ同じ文章を載せています。

1950111日、在日華僑は東京浅草の本願寺で、初の中国人労働者慰霊追悼会を行った。中国人労働者の調査に参加した日本外務省のある職員が様々なルートを通じて当時東京華僑総会副会長だった愛国華僑の陳焜旺氏と連絡を取り、日本に連行した中国人労働者の奴隷的酷使について記した「外務省報告書」および関係資料の焼却を外務省から命じられたが、大変貴重な資料で焼却するのは余りにも惜しいと考え、こっそり3揃いをとっておいたことを伝えた。その後、この職員から資料1揃いを譲られた陳氏は数カ所に分けて入念に保管した。このことを知った日本右翼が資料を盗もうと企んだが、思い通りにいかなかった。残る2揃いの資料は現在所在不明だ。このほど陳氏は半世紀余りにわたって保管してきた書類を抗日戦争記念館に寄贈し、日本による中国侵略の犯罪行為を白日の下にさらした。>