「三井三池炭鉱宮浦坑中国人殉難者慰霊碑」の除幕式

8月4日、福岡県大牟田市の宮浦石炭記念公園内に建立された「三井三池炭鉱宮浦坑中国人殉難者慰霊碑」の除幕式が行われました。強制連行被害者も含む約100人が参列したと8月6日付「しんぶん赤旗」が伝えました。

記事によれば、三井三池炭鉱には太平洋戦争末期、中国人2481人が強制連行され、過酷な労働・環境のもとで635人が亡くなりました。碑は犠牲者を追悼し不戦と日中友好を誓うもので、宮浦坑で亡くなった44人のうち身元の判明した41人の名前や死亡日時などが刻まれています。除幕式で、中国人強制連行・強制労働裁判東京弁護団の森田太三弁護士は、西松建設の和解にふれ、「残された問題解決に力を尽くす」と述べました。三井山野炭鉱で働かされた崔書進さん(88歳)は「日本の市民の友好の意思に感謝します。日中の若者たちが過去を学んで平和な関係を築くよう願う」と話しました。