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埋め立て承認撤回必ずやります 翁長知事力強く表明

3・25辺野古民集会に参加した翁長知事 

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きょう3月25日、キャンプ・シュワブゲート前で「違法な埋め立て工事の即時中止・辺野古新基地建設断念を求める県民集会」が開かれ、翁長雄志知事があいさつした。「埋め立て承認の撤回は必ずやります」。時期こそ言及されなかったが、この力強い表明を歓迎した人が多かったことだろう。最高裁で県が敗訴し、コンクリートブロック投下が始まり、護岸工事も目前という暗雲漂う中で、ようやく前を向ける気がした人もいるだろう。その知事のあいさつを紹介したい。
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 新辺野古基地は絶対つくらせない、こういう決意でもって3500人を超えたという話がございました。皆様方の沖縄を思う気持ち、子や孫を思う気持ち、祖父母を思う気持ち、こういう沖縄県民の誇りが、私たちは絶対にこの辺野古に新基地はつくらせない、この思いでここに結集しているんだろうと思っております。大変心強く、心から感謝申し上げます。いっぺいにへいでーびる。
 私は今年に入ってから「新しい1ページに入っていく。この辺野古新基地の種々の闘争は、あるいは行政、いろんな形でやっていくものは、新しいステージを迎える」こういうような話をさせてもらいました。きょう、山城博治さんのお姿も拝見されたようであります。今日を期してのこれからの沖縄のたたかいがこれから始まるんだなという意味で、私もこのように参加をさせていただきました。
 今の新辺野古基地建設の状況を見ますと、私は古い人間なのかなと思いますけれども、あの米軍占領下を思い出します。あの銃剣とブルドーザーで家・屋敷をたたき壊して新しい基地をつくって、県民の土地やまちを奪いながらやってきた、そういうことを思い出して、国の新辺野古基地のやり方を私から見ると、あの占領下の銃剣とブルドーザー、まったく同じ手法でもってあの美しい大浦湾を埋め立てようとしているんだなと、こういうふうに強く感じているところであります。
 きのう共同通信の主催によりまして47都道府県の地元紙の編集委員長、お揃いのなかに1時間講演をしてまいりました。たくさん話して参りましたので詳しくここで紹介できませんが、簡単に申し上げますと、米軍基地は沖縄経済発展の最大の阻害要因だ、本土の人からよく言われるが、「あなたがたは基地で食べているんでしょう、だから振興策をもらっているんでしょう、だから基地を預かるのは当たり前じゃないか」と、こういう話をされるところがありましたから、しっかりと数字をあげて話をさせてもらいました。私はそういうなかにひとつひとつエピソードを入れて、ある意味で全国の人が分かりやすいように話をしました。抑止力のために菅官房長官のふるさとである秋田県十和田湖埋めますか。宮城県松島湾埋めますか。琵琶湖を埋めますか。こんなことが沖縄県にあっていいのか、ほかの県でそんなことを許すのかと。こういう沖縄県との差を私は話させてもらったわけであります。
 ほかにもありますよ。本州と四国を結ぶ橋、3本かかっていますが1本1兆円。九州の新幹線も1兆円。そして今稼働しております。いいことであります。沖縄県那覇空港の並行滑走路にたいしましては、沖縄県が基地を預かっているからだから特別につくってあげているんだという話をする人がいます。私は四国の人も九州の人も米軍基地を預かっているから橋を架けるのか、あるいは新幹線を走らせるのか、こういう話はやめてもらいたいというのも、その中で話をさせてもらったわけでございます。そういう具体的話をする中で、本土の方からも辺野古基金にはたくさんの募金が寄せられております。
 いま世論調査では五分五分くらいで、1ポイント新辺野古基地はつくらせないということが多い状況です。
 あのネットは恐ろしいほどの話が飛び交っていまして、私の娘二人は、一人は中国の外交官と結婚している、一人は中国に留学していると言うんです。うちの娘は旅行であれなんであれ中国に行ったことは一度もない。そういったものがずーっと流れている。こういったことを言いながら翁長知事は中国のスパイだ、だからオスプレイに反対するんだ、新辺野古基地を反対するんだ。こういう簡単な論理でみんな簡単に凝り固まって、沖縄の歴史も顧みずにこのような形でやっているわけであります。
 ですから私たちは、こころを一つにして。いろんな思いがあると思います。保守・革新を乗り越えるということだけでも大変です。それからそれぞれの政党・会派もしっかりとした立派なものをもっています。しかし心の中に祖先が培ってきた沖縄の歴史・伝統文化、そういうものをいかにして発揮していくか、このためには私たちは包容力を持って、心を一つにして、新辺野古基地は絶対につくらせないという、これをやっていきたいと思っているわけであります。
 実は原稿を準備してきたわけでありますけれども、私が準備してきた話をみんな話されましたので、それとは別の話をさせていただいているわけですが、きょうは私も耳ぐすいといいますか、それぞれの先生方の話を聞きながら、それと皆さん方の熱意ある表情を見ながらあらためて頑張る決意を固めているわけであります。
 国は、岩礁破砕、3月31日までに許可を得なきゃいかんのですけれども、許可はいらない、今まで水産庁も政府も漁業権はありますよというものでやってきたんです。むつかしい話はしません。それとまったく違う形で、1、2カ月前にひっくり返して、これはこれでいいんだと押し切ろうとしております。
 それから(ほかにも知事権限に関するものが)いくつかあるんですけれども、そういうものを全部、ある意味で法治国家と誰かさんはインタビューでしょっちゅう、日本は法治国家だいうんですけれども、私は放っておく「放置国家」、沖縄県をまさしく放っておく「放置国家」に戦後70年間もあったのではないか、これを拾うことなくして日本を取り戻すなどというとんでもない話をすることはやめてくださいという気持ちでございます。
 政治は変わってまいります。世界情勢も変わってきております。そして日本も、きのうテレビのニュースを見ておりますと、どうやら変わりつつあります。液状化をしてきております。いつまでも同じものがずーっと続くわけがございません。
辺野古基地は早くて10年、遅かったら、20年。絶対にできないということは、100%、お互いの力で止めることができることになるんです。
    こういったものをこれから1兆円もかけてつくり上げようとするような、そういう国際情勢の大きな流れ、アメリカと中国が手を結ぶかも知れないじゃないですか、ロシアと中国が手を結ぶかもしれないじゃないですか。こういったこと等もあるなかに、ここだけは辺野古唯一ということで、まったく価値観を変えることなしに、せっせせっせとやる。私は、これでは日本は一流の民主主義国家にはならない。沖縄の新辺野古基地を止めることによって、日本の民主主義を、そして沖縄県民の自由、平等、人権を勝ち取っていく。そういうことでなければいかんと思います。
 最後になりますが、岩礁破砕の許可のことも、何でも無視をして通り過ぎていこうとしている。いろんな規制があるんです。それを通り過ぎようとしているものが、私の胸に一つひとつ貯金として入っていますので、この貯金をもとに私はあらゆる手法を持って、そして私は(埋め立て承認の)撤回を力強く、必ずやります。
 このなかでお互いの思いを、日本国民にも世界にも話をして、そしてお互いの地方自治、県民の一人一人の安心安全、みんなで守っていきましょう。今からが本番ですよ。