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赤嶺政賢衆院議員の時局講演 辺野古新基地建設などの沖縄問題を語る(1)

 日本共産党赤嶺政賢衆院議員が、11日に開かれた新日本婦人の会沖縄県本部の学習会で時局講演を行った。そのうちの沖縄に関する部分を要約する。

 沖縄で安倍内閣をだいぶ追い詰めました。オスプレイ名護市安部での墜落の問題を50分、追及しました。政府・防衛省は米軍に右へ倣えして、墜落と言わずに不時着水と言っている。これはとんでもないことで、事件を小さく見せようとしている。
 衆院予算委員会自民党はたくさんいますからね、政府の見解と違うことを言ったら、ものすごいヤジが飛んでくる。飛ばすなら飛ばしてみろと構えて追及した。「防衛省名護市への第1報は、墜落。墜落だろう」と言ったら、不時着水だと、首相も出てきて防衛大臣も出てきて、不時着水だというわけですよ。「しかしあなた方は、第1報は墜落といったじゃないか」重ねて追及した。防衛省の官僚が出てきて、あれはドタバタの中でしたので、第1報は墜落といいましたと認めた。これではだれもヤジれない。
 安部の人たちは、月夜の晩に海も凪で静かな夜だった、そのときに乱気流が起きて墜落したということは考えられない、高度いくらで飛んだのか―それが安部の人たちの意見だった。それをそのままぶつけた。「高度いくらで飛んでいたから乱気流にぶつかったのか」。アメリカから情報の提供はありませんという。「では、なんで乱気流だとわかるか」。アメリカがそういっているからというんです。
 私は、気象庁に「気象庁、当日乱気流の予報はありましたか、乱気流が起こったという民間のパイロットの連絡はありましたか」と聞いた。なかったという答弁でした。乱気流はなかった、ではなぜ、オスプレイは墜落したのか? 結局、空中給油機の後方から出る気流で、後方乱気流というらしいんですが、それに巻き込まれた。普通のヘリだったら巻き込まれない。オスプレイだから巻き込まれる、そういう欠陥を持っている。後方乱気流で墜落にいたった。彼らは苦しい答弁を続けておりました。
 普天間基地の5年以内の運用停止についても政府をただしました。仲井真知事が埋め立て承認をしたときに、安倍首相に基地が完成する前であっても普天間基地は危険だから、5年間で運用停止してほしいと言ったら、できることはすべてやる、何でもやるといった。県議会でも、5年以内の運用停止を本当にできるかと言われた仲井真知事(当時)は、首相が約束してできないはずがないじゃないかという答弁を繰り返した。

 それを今回、安倍首相がトランプ大統領に会いに行ってきたので、この問題で聞きました。「トランプ大統領にあなた会いましたね。あなたはその時に、仲井真前知事と約束した普天間基地の5年以内の運用停止、トランプ大統領に伝えましたか」。返ってきたのは、様々な話し合いをしたという答えでした。「私が聞いているのはさまざまな話しあいではなくて、5年間の運用停止を伝えたかどうかだ」。いろいろな話し合いがあったと繰り返した。運用停止を伝えていないことが分かったんですよ。5年以内の運用停止というのは2019年2月が期限。あと2年しかないができますねって、念を押したんですよ。そうしたら安倍首相は、翁長知事が協力してくれないからできないって答弁したんですよ。予想もしていない答弁でしてね。何を言うかと思って、「あんた、一度でもいいからアメリカに5年以内の運用停止やってくれと言ったことがあったか」。一度もないんですね。「ここにきてできなかったら翁長知事のせいにするのか」。厳しく叱りました。
 もう一つ問うたのは、普天間基地で行われている補修工事です。今、リフォームやっている。滑走路そばの住宅を。リフォームの中に洪水、雨が降ったら隊舎が冠水するということでため池を造る。このため池は、ものすごくでっかいものです。それが戦前の普天間基地の中にあった神山部落というところにつくる。神山集落が全部なくなるような大きなため池です。

 地元の人たちは、神山集落は返還してきたら自分の屋敷に戻りたい、自分の屋敷はこのへんだったということを長老たちに聞いて地図をつくっている。返還をするといいながらなんで自分たちの集落をつぶすかというものすごい怒りの声がおこっているんです。それを宜野湾市長は前から知っていたんです。知っていて、神山集落の人たちに一言も言わなかった。

 2019年2月が返還期限なんですが、いま普天間基地で行っている補修工事は2020年、21年、22年までかかるんですよ。5年以内に返すなんてことは一度も考えたことのない人たちが、翁長知事が悪いからとやっている。一番あわてたのは宜野湾の市長ですよ。実は補修工事が2019年2月を過ぎてまで終わらないことを知っていたんです。防衛省から連絡を受けて。

 これが明るみに出て、共産党の知念吉男議員が、宜野湾市議会でバンバンやったわけですよね。この間官邸にきて官房長官に5年以内の運用停止やってくれないと大変だと泣きついているんです。安保の壁にぶつかって何にもできない政府が5年以内に返しますとか、やっている。それについていったチーム沖縄という市長たち。彼らは、追い詰められております。
 われわれは高江でもたたかい続けております。宜野座村の城原区でもたたかいつづけております。城原区のそばにオスプレイの着陸帯「ファルコン」があります。泉さんの家からわずか300メートルです。

 泉さんが、オスプレイがひどいといって防衛局の職員を呼んだ。航空標識等をめがけて飛んでくるから見に来いって。ところがその日に限ってなかなか来ない。来ないじゃないですかって言っているときに、オスプレイが基地から外に出てきたそうです。防衛局の職員もまっさおになって、これはたいへんになったって平謝りにあやまった。基地の外でトンブロックをつりさげて旋回訓練するようなことは、許されません。

 防衛局長はその報告を聞いて、宜野座村の村長のところに謝罪にいったそうです。そのあと、米軍の司令官のところに行っているんですよ。防衛局長が米軍の司令官に抗議したら、局長、あれは基地の外に出たように見えるが、あれは基地の中だ、あんたがたは基地の外だと思っているんかと言った。それで防衛局長は分かりましたと。翌朝、沖縄県に行くときに、城原区では基地の外をトンブロックをつりさげて飛んでいたといいますが、アメリカは認めておりません。アメリカは基地の中だったと主張しております。基地の外だったか中だったかはっきりしません。このようにいったんですよ。

 白い色でも米軍が黒だといえば黒。泉さんは、防衛局の職員を呼んで一緒に見たでしょう、一緒に見たのにあんたがた、今頃になってわからないというのかと詰め寄った。職員は、申し訳ないを繰り返したそうです。

                (つづく)