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N1抗議テント撤去の弾圧から3カ月、高江行動参加者1万人を超える

 「心が折れそうになった」という声も聴かれた7月22日のN1ゲート前の抗議テント撤去から3カ月。この間、お盆も台風もあった。スコールも度々。30数度の炎天下。それにもかかわらず、延べ1万人を超える人たちが、安倍政権の弾圧に屈せず、抗議行動を続けた。この人数は、「しんぶん赤旗」が書いた。
 新聞には、「午前の集会には250人が参加した」などと人数が出ていることも多い。しかしその数字は、厳密なものではないだろう。集会のなかで発表される人数が実際より多めであることもあろう。高江の場合、未明に来て午前中で帰る人もいるし、午後から来る人、泊まり込んで朝帰る人、さまざまで、それらをきちんと集約されているわけでもない。だからあくまで推計の数字ではあろう。しかし、数年前から毎日高江に通い、N1裏のテントで泊まり込んで活動を続けてきた人は、これだけの人が高江に来るようになったことが、信じられないという。そういう目でこの「3カ月で1万人」という数字の大きさを見る必要があるだろう。

 さて、その「しんぶん赤旗」記事を転載する。掲載は10月23日。

 「弾圧は抵抗を呼ぶ 抵抗は友を呼ぶ」。故・瀬長亀次郎さん(元日本共産党副委員長・衆院議員)の言葉そのままに、沖縄県東村高江でのオスプレイパッド建設反対のたたかいは、22日も意気高く行われました。N1ゲート前の抗議活動の拠点となっていたテントが機動隊によって撤去されて3カ月。この間、のべ1万人を超す人々が座り込み、抗議の声を上げ続けています。
 「着工すれば2カ月で終わる」と米軍に説明していた防衛局ですが、当初描いたようには進まず、「年内どころか、来年2月も厳しい」という声すら漏れていました。その現場に“ムチ”を入れたのが菅義偉官房長官の視察です。さらに、安倍晋三首相が所信表明演説で、年内完成に言及しました。
 沖縄防衛局は、これまで、環境への負荷を考慮し1地区ずつ進めるとしていましたが、「H地区」「G地区」も同時並行で進め、当初、1日10台程度だったダンプの砂利搬入が、最近は60台にもなっています。
 工事の加速化に対する市民の結集は一段と強まり、水曜・土曜の集中行動日では、250人前後が参加。現地に駆け付けるだけでなく、工事中止を求めるスタンディングも県内各地に広がり、全国では署名活動が取り組まれています。

 新聞やブログなどに掲載される上空からの工事現場の写真は、本当に無残だ。2万4000本もの木が伐採されたという。機動隊員による沖縄県民の侮蔑の言葉、それをかばった大阪府知事の「沖縄は混乱しているから沖縄のために機動隊員が行ったんだ」と、警察権力による抗議する市民弾圧を合理化する発言。こうしたものを許さず、跳ね返す沖縄の勇気。ここに希望の光がある。
 沖縄県議会は10月28日にも機動隊撤退決議を上げる方向で動き始めた。機動隊撤退を求める大規模な県民集会の開催ができないか、相談も始まっているようだ。今にも工事が完了するような推測を書いた報道も見たが、何度でも何度でも立ち上がり、勝つまでたたかうのが沖縄の歴史だ。