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赤土流出防止条例と高江オスプレイパッド(1)

翁長雄志知事は、高江に関してきょう(8月25日)の記者会見で一歩踏み込んで発言した。
「やはり一つは信頼関係の構築という意味で、今日までの出来事はふさわしくなかったということがございます。森林の伐採とか赤土の問題等は、法律・条例の問題にもかかわってくると思いますので、法治国家ということでありますから、それについてはしっかりと対応してもらいたいというふうには思っております。沖縄県としましては、オスプレイの配備撤回と言うこともやっておりますので、そういったこと等も丁寧な説明がなければ、これも信頼関係という意味ではおかしいと、このように考えております」
この知事発言の前の記者とのやり取りがないとちょっとわかりにくい点があるかもしれない。
まず、記者団は高江の問題について、知事はこの1カ月の市民と機動隊のもみ合い(質問者の表現)をどう見ているかを聞いた。これにたいして、知事は、沖縄の基地問題というのはたいへん複雑で、基地問題と一口にいっても那覇軍港の問題とか、関係する市町村相互で利害が一致しないこともあるから、信頼関係が解決の前提となると説いた。それは国も同じことが求められるのだと。
ところが国が今回、この高江でやったことはどうか。
「その意味では高江の、たとえば参議院選挙が終わった数時間後に資機材を運んだり、あるいは、機動隊が正確な数は分かりませんけれども、500人とも800人ともいわれるような形であそこに動員をして、それだけの数からいうと過剰な警備であることは間違いありません」
とこれまで以上に強く国の強行姿勢を批判した。
「こういったこと等の県民の信頼関係、これが無くなりますと、沖縄県は、いわば県民全体で日本の安全保障をこれだけ過重に受け入れているわけでありますから、県民と寄り添って、しっかりと話し合いをしていかなければ」
この知事発言を受けてさらに記者団は聞いた。「県として今後、高江のヘリパッドに対して、やり方も含めて具体的に求めていく考えは。立木伐採とか赤土流出とか」。
そして、知事が言ったのが冒頭に紹介した発言である。 
 この1カ月、違法・無法を繰り返してきた防衛局。これにたいして、少なくとも今、問題となっている伐採と赤土に関しては国に、法と条例の順守をしてもらうという。そうであれば、県の各部局も法・条例に反するような行為がなされていないか厳正にチェックするということにもなろう。