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オスプレイとコウモリ(3)

 日本共産党沖縄県議団(渡久地修団長)は8月12日、オスプレイの訓練が激しくなった地域でコウモリがいなくなっているとの情報が寄せられており、県として調査すべきではないかと環境部長に調査を要請した。
 共産党県議団が聞いたのは、宜野湾市喜友名、宜野座村城原、東村高江に住む6人の話である。いずれもオスプレイの訓練が激しい地域だ。
 その聞き取りは「オスプレイとコウモリついての聞き取り調査による住民の証言について」というタイトルでまとめられている(証言者名と詳しい住所も書かれているが省略)。

 ○宜野湾市喜友名の女性  2016年 8月 6日 (土)午後4時過ぎ 聞き取り 調査・渡久地修
私の屋敷には、樹齢100年を超えるようなフクギの本が50本ほど生えています。そのフクギには、コウモリが棲んでいるのを小さいころから見てきました。しかし、オスプレイが配備されて、頭上を飛ぶようになった2013年以降は、いなくなってしまっています。落ちたフクギの実をかたずけるときにも、コウモリがかじった跡があったのですが、いまでは全くかじった様子はありません。ハワイではコウモリに影響があるといってオスプレイの訓練が中止になったところがあると聞いていたので、屋敷に棲んでいたコウモリもきっとオスプレイ低周波のせいだと思います。

 ○宣野座村城原区長 2016年6月11日朝9時 日本共産党県議団4人
いつごろからとはっきり言えませんが、この2週間ぐらい 見ていません。いつも10羽 くらい止まっていました。7月25日からオスプレイがひどかった。その前はCH25が飛んでいたが、7月25日からオスプレイが飛んでいた。8月2日に防衛局に抗議にいったときも、オスプレイが飛んでいました、 自分が見たときは、10時24分までとんでいました。4機飛んだときは、うるさかった。受験を控えた子どももいます。夜も寝られません。窓もあけられません。粉じんがひどく、たまります。区民が迷惑しているので、測定器を持って行くのですが、粉じんでのどが痛くなります。去年は1キロちかく離れた高速道まで粉じんが飛んでいます。 (コウモリは)日が暮れたら10羽くらい来ます。 羽の大きいものです。小さいのはなかなか見ない。小さいのはほら穴に住んでいますね。ときどきとんでは来ます。バンシルーをたべにくるはずですが、最近見かけません。ゲートボールをやっているお年寄りにも聞いたら、そういえば最近見えないといっていました。

 ○東村高江のパイン農家の男性 2016年6月11日 日本共産党県議団 4人
伊佐くん(村議会議員)からコウモリがいなくなったという話を聞いたが、そういえば、最近コウモリ見たことがない。この一帯は、夕方になると、何羽も見よった。コウモリに興味なかったが、実際に、最近、見たことがない。そういう(オスプレイも)影響はありうるかもしれませんね。ここに排水溝がありますね。コウモリのねぐらみたいになっていた。こちらの方言でカーブンガーというのがありますけど、それにもぶら下がっていました。こう いう木に実がつくんです。これに色が付く時分は、確かにぶら下がっている。この一帯は朝晩、何度通っても見えた。1カ所に1、 2羽 ですけど、それが何カ所も。多いなと感じよったんですけど。最近はまったく見たことないです。コウモリだけは最近見たことない。

 ○植木の生産販売の男性 東村高江  2016年6月11日 日本共産党県議団 4人
そういえばコウモリが消えました。あそこにありますアコウの実とかね、ウスクガズマルって沖縄ではいいます。それからオオバイヌビワ。いちばんよく好くのはクワの実ですよね。あれ、人間もおいしいですけどね。あれは好きで喧嘩するくらい。大きなリュウキュウコウモリ(注:正確な種名ではない)ですよ。つかむほどおったのが、いま、もう見れないもんね。そういえば、オスプレイが来るようになってからだよな。 昼間も動いてましたよ。ギャアギャアうるさくて、夜、石持ってきて追っ払うくらいでしたもん。それくらいいましたよ。 (いわれてそういえば見かけなくなったというのは、いつくらい) 4、 5カ月以上はなるんじゃないかなあ。今年の初めくらいまではいましたよ。あそこのクワ木のところ、寝てるときうるさかったもん。おそらく頻繁にオスプレイが飛び出してからだな。低空飛行で。安次嶺さんところから海に向かっていくんですよ。それで旋回してあのあたりで、そこへ行くんですよ。その三角地点をぐんぐん。でいきなりこう降りてくるんで、うち、すり鉢状になっているのでものすごくうるさいんですよ。 毎年。Nl裏にタンカン植えてるんやけど、1回も収穫したことなかったんで。そのくらいいました。ミカンの場合は落ちないんですよ。穴あけて中身だけ食べるんですよ。だから落ちない。取ったら中が空。厄介ですよ。

 ○男性 東村高江  2016年 6月11日 日本共産党県議団 4人
この道路沿いの木にはコウモリが昼夜関係なくぶら下がっていた。 1年くらい前からいないな、いないなと思っていたけど。こういうところにぶら下がって。夜になったらうるさいくらい。昼も夜も関係なくコウモリは飛んでいますから。うちの金魚も6月22日のオスプレイからもう100匹くらい死んだ。

  ○伊佐真次さん(東村議) 2016年6月11日 日本共産党県議団 4人
この辺は、コウモリの鳴き声がうるさかったくらいたくさんいたが、ぼくの見ている限り では完全に消えているね。見ていると面白かったですよ。おしっこするとき、ひっくり返ってチュチュっと。この3カ所は確実にいなくなっています。

 

 渡久地県議は「オスプレイは、動物にさまざまな影響を与えていると考えられていますが、具体的にはつかめていませんでした。証言では、オオコウモリとコウモリの2種類でした。動物の中でも一番、オスプレイに敏感です。これらは、沖縄県絶滅危惧種や準絶滅危惧種の可能性もあり、県としてもきちんとした調査が必要です」と県に調査を要請した。環境部長は、「証言が事実とすれば重大。現地ヒアリングをおこないたい」と答えた。