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米兵女性暴行事件を考える(1)

    米軍がまた、沖縄の人たちの心に怒りの火をつけた。
 那覇市内のホテルで起きたキャンプ・シュワブ所属の米兵による女性暴行事件。那覇市議会は3月17日、本会議で抗議決議を全会一致で可決した。同じ日、沖縄県議会でも米軍基地特別委員会でこの問題が議論された。同委員会は、全会一致で抗議決議案と意見書案を近く本会議に議員提案することを決めた。
   3月中旬から下旬にかけて、各市町村議会は3月定例会を開いており、この問題を多くの議会が抗議の意志を表すようだ。
   米軍は、事態を鎮静化させるため、米兵の那覇市内での宿泊を原則禁止した。4軍調整官も県に謝罪した。
   基地から離れた那覇市内なら軍の監視の目が行き届かない、そういうことからの措置のようだが、容疑者は、朝方には基地に戻り、任務につくつもりだったのだろうか。(そういうことが米軍の中で通用するのであれば、基地の近くであっても一晩中飲んで理性を失い問題を引き起こすことは十分に考えられることである。)
   これで収束に向かうのかといえば、どうだろう。「復帰後の米軍構成員等による犯罪件数は、平成27年12月末時点で5896件にも上る」(県議会基地特別委員会の抗議決議案)。事件のたびに米軍は綱紀粛正をうたい、米兵の夜間外出禁止令などをだしてきた。しかし、ほとぼりが冷めかけると禁止令を解除し、また事件が引き起こされる。その繰り返しだ。