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熊谷組與瀬作業所の就労顛末報告書(11)

三、受入施設及関係事項

一、概況 戦時中、集団労務者取扱ノ難事中食糧衣服医薬等ノ●不足最モ痛感セラルモノニシテ関係官庁ヘノ日参カラ別途購入ノ道ヲ構ズル(ママ)等之レガ入手ニ対シ八方劃策セルモ各事情ハ好転セズ徒ニ書類ノ関係官庁ヘノ持運ビニ過ズ衣服ノ如キハ書類ノ提出ノミニ終始ス。其ノ他食糧モ所轄警察署長ノ斡旋ニテ野菜牛臓物冠水甘藷等多少入手シ現実ノ配給野菜及主食ノ不足ヲ補ヒ他ニ自給菜園ノ耕作ヲ実施セシム。牛臓物ノ如キハ鮮人側ヨリモ署長ニ対シ配給方ヲ要求セルガ如キ問題モ生ズ。

二、宿泊施設

(一)概要 住宅ハ痛風採光ヲ考慮シ南向ニ建築収容人員ノ余裕ヲ見込二棟ニ分割収容ス別ニ…新築セシメ隔離病室ヲ設ケ伝染病患者ノ収容ニ充ツ…幹部ニハ個室ヲ新築ス。

(二)宿泊施設 一号二号舎共七〇坪二階建ニシテ様式小屋住屋根ハ杉皮葺一人当リ一畳内部ニ於ケル構造ハ前記ノ通リ。其ノ他事務所十六坪炊事場五〇坪隔離室一二坪倉庫七坪便所一〇坪給水ハ高架水槽ヨリ各所ニ配管給水ス食堂ハ一号二号舎共内部ニ飯台ヲ設置一度ノ食事能力ニ応ズ。

(三)暖房施設 採暖期間ヲ十一月ヨリ三月迄トシ各舎毎ニ四ケ所ノコンクリート製囲爐ヲ設置ス。

(四)燃料事情 燃料ハ薪ヲ支給各爐毎ニ火気責任者ヲ爐一基ニ付薪ハ●●把三把厳寒時ハ四把ヨリ五把ヲ交付ス。