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熊谷組與瀬作業所の就労顛末報告書(2)

報告内容(調査項目)

    一、事業場及関係者

    一、概況 本工事ハ昭和十六年六月着工ニ係ル神奈川縣営相模川河水●●●●土木工事ニシテ、與瀬町地先ニ相模北堤ヲ築造シ上流一帯ニ一大貯水池ヲ造成シ、河水ヲ調整スルト共ニ堰堤落差ヲ利用シテ発電ヲナシ、更ニ下流ニ津久井堰堤ヲ築造シテ相模原、横浜、川崎及東京都ニ対スル工業用水並ニ飲料用水道源ニ資スル大事業ニシテ、今日迄鋭意諸種ノ工程ニ努力ヲ傾注シ来リ、殆ド湛水ノ寸前ニ到ルモ諸般事情ニヨリ労力ノ不足ヲ招来遅々トシテ進捗セズ。他ニ朝鮮労務者、学徒挺身隊ノ應援ヲ得、代替労力ノ不足ヲ克服シツヽアルトキ、大東亜省、厚生省其他御斡旋ニヨリ華労ノ移入ヲ割當ラレ茲ニ初メテ華人労務者ノ移入ヲミタリ。之ガ受入導入ノ対策ヲ考究諸般ノ設備ヲ整備、最モ理想的ナル管理ニ努力ス。偶々熊谷組松本作業所ニ於ケル軍工事ノ労務不足ニ対スル、二〇年七月十三日集団移動転出シ爾後終戦ニ至ル迄松本作業所ニ於テ就労ス。