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地崎組石門・済南隊の31名の死亡事情について(11)

「愛知・大府飛行場中国人強制連行被害者を支援する会」は2013年9月、地崎組の強制連行・強制労働に関する北海道調査の一環として、札幌市の西本願寺別院を訪れ、地崎組が預けた中国人殉難者の遺骨について説明を受けました。地崎組は、北海道の土木業界の中心的存在であり、朝鮮人・中国人の強制連行に主導的な役割を果たしました。強制連行・強制労働で死亡した朝鮮人・中国人の遺骨も自社の分だけでなく、他の企業のものも地崎組を通じて西本願寺幌別院に預けられています。

 西本願寺幌別院は、元はススキノにありましたが、1962年に中央区に移転しました。そのとき、地崎組は納骨堂の納骨壇の一部を買い取りました。このとき遺骨と遺品は、別院の規格の壺に移しかえられ、多くの遺骨が処分されました。

 西本願寺幌別院には、地崎組が預けた100名余の中国人・朝鮮人の遺骨を収めた壺が3つあり、その預かり・保管記録として「朝鮮人労務者殉難者名簿」「土建関係綴昭和28年6月納骨部」「地崎組・新川組納骨控(昭和19年度法務部)」「遺骨遺留品整理簿昭和44年7月11日本願寺幌別院」という4種類の綴りがあり、閲覧しました。記された名前の大部分は、地崎組・鉄道工業・川口組などが働かせた朝鮮人ですが、地崎組の19名の中国人の名前も記載されています。