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「戦後遺留問題」をめぐる中国の動き(6)

 今年2月に開かれた中国・全国人民代表大会常務委員会(略称・全人代常務委)は、「中国人民抗日戦争勝利記念日の確定」と「南京大虐殺殉難者国家追悼日の設定」に関する決定をおこなっています。

 ○中国人民抗日戦争勝利記念日の確定

中国人民抗日戦争は、中国人民が日本帝国主義による侵略に抵抗した正義の戦争であり、世界反ファシズム戦争の重要な構成部分でもあり、近代以来、中国が初めて外敵の侵略に反撃して完全に勝利を勝ち取った民族解放戦争でもある。中国人民抗日戦争の勝利は、中華民族の振興に向ける重大な転換点になり、民族独立と人民解放の実現のために重要な基礎を打ち立てた。中国人民は世界各国人民の反ファシズム戦争の勝利の獲得、世界平和の争奪の偉大な事業に多大な貢献と民族犠牲を捧げた。中華人民共和国が成立した後、中央人民政府政務院、国務院は前後して日本政府が降伏書に調印した1945年9月2日の翌日、即ち9月3日を「九三抗戦勝利記念日」に設定した。歴史を銘記し、日本帝国主義の侵略に反抗した中国人民の艱難辛苦の闘争を銘記し、中国人民の抗日戦争の中で英雄的に献身した英霊と中国人民抗日戦争勝利のために貢献を果たしたあらゆる人々を追想し、世界の反ファシズム戦争における中国人民抗日戦争の地位を顕示し、中国人民が国家主権・領土保全・世界平和を断固として擁護する揺るぎない立場を表明し、愛国主義をコアとする偉大な民族精神を発揚し、全国各族人民を励まして中華民族の偉大な復興の中国夢を実現するために共同で奮闘するようとするために、第十二期全国人民代表大会常務委員会第七回会議は以下のように決定した。

 9月3日を中国人民抗日戦争勝利記念日に確定し、年毎の9月3日に国家が記念活動を行う。

 ○南京大虐殺殉難者国家追悼日の設定に関する決定

 1937年12月13日から、中国を侵略した日本軍は中国の南京で、我々の同胞に対し四十日余りの長い期間に渡るこの世のものとも思われないほどの悲惨な大虐殺を実施し、中国の国内外を驚かす南京大虐殺事件を作り出し、三十万人あまりが悲惨に殺害された。これは人類文明史上における人間性を全く喪失したファシズム暴行である。この国際法に公然と違反した残虐なふるまいには、山ほどの明らかな証拠があり、早くからも歴史的結論と法的定論がある。南京大虐殺殉難者と日本帝国主義により中国を侵略した戦争期間に日本侵略者に悲惨に殺害されたあらゆる殉難者を追悼し、日本侵略者の戦争犯行を暴露し、侵略戦争により中国人民と世界人民にもたらした厳しい災難を銘記し、中国人民が侵略戦争に反対し、人類の尊厳をしっかりと守り、世界平和を擁護する断固たる立場を表明するために、第十二期全国人民代表大会常務委員会第七回会議は以下のように決定した。

 12月13日を南京大虐殺殉難者国家追悼日に設定する。年毎の12月13日に国家が追悼活動を行って、南京大虐殺殉難者と日本帝国主義による中国侵略戦争期間に悲惨に日本侵略者に殺害されたあらゆる殉難者を追悼する。