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中国人民抗日戦争記念館が公開した強制連行被害者名簿

 中国人民抗日戦争記念館が日本に強制連行された元労働者の名簿をウェブサイトを通じて公開したという記事を時事通信が配信しました。 f:id:machikiso:20140409073211j:plain

 

強制連行の名簿公開 中国抗日記念館

  【北京=時事】北京市郊外・盧溝橋にある「中国人民抗日戦争記念館」は5日、戦時中に日本の労働力不足を補うため、日本に強制連行されたとする元労働者の名簿をウェブサイトを通じて公開しました。約34000人分といい、企業、事業所名、出身地、死亡状況が記載されています。

  強制連行問題で、中国では2月以降、元労働者と遺族が日本政府・企業に謝罪や賠償を求め、裁判所に訴状を提出するケースが相次ぎ、うち1件は正式に受理されました。

  歴史問題などをめぐり習近平政権が対日強硬路線を取る中、名簿の公表は提訴の動きを加速させる可能性があります。

   同記念館は日本の華僑から、強制連行に関する日本の資料の寄贈を受け、昨年9月に初めて公表しました。親族らから多くの問い合わせがあり、ネットで名簿を公開することを決めたといいます。

  5日は先祖の墓参りなどをする中国の祭日「清明節」に当たり、新華社電によると、江蘇省南京市の「南京大虐殺記念館」でも記念行事が行われました。

  中国は今年、抗日戦争勝利と南京事件の国家記念日を制定しています。

 

 ネットで公開された名簿は、『資料中国人強制連行の記録』に収められている「連行された中国人の名簿」ですが、明石書店版のものより文字が鮮明です。

  同記念館は、昨年9月に「外務省報告書」を公開・展示しました。そのときの情報では、近いうちにネット上でも閲覧できるようになるということでしたが、今回、公開された名簿は外務省報告書の原本ではありません。中国国内ではネットで閲覧できても、中国国外では見られないという場合もありますので、「外務省報告書」は公開されていないと断定することはできないのですが。