愛知における強制連行問題のとりくみ(12)

5人の証言 王連喬さん】

 

当時の生活ですか。特に食べ物ですが、食べ終わると腹が張りました。そう、ドングリの粉でした。一人当たり一日500グラムだったと言っていました。でも、本当に労働していてはとても足りるものじゃありませんでしたよ。腹いっぱい食べるわけにはいきませんでした。食べるとおならが出るのです。腹が張りましてね。腹が減ったからと腹いっぱい食べるわけにはいきませんでした。一度の食事に一つしか食べられませんでしたし、食べ過ぎると腹が張りました。夜は(腹が張って)眠れなくなりました。着るものは、貴国に行った時、着ていたのは黒い服、外套でした。それから木綿の服も一式ありました。黒いものです。綿入れの靴はありませんでした。当時(日本へ)行く時に石家荘で一人ずつ布団が二枚支給されました。それらを使っていました。