地崎組平岸事業所での馬春別告別式

  

 

 平岸で19457月4日に結核性腹膜炎で死亡した馬春玉の告別式が75日に行われ、中隊長以上と指導員の参列で行われたことを示す書類がGHQ/SCAPの中にある。20711日付の「平岸華人宿舎立換金」という表題が付けられている。 

「地崎組報告書」および「死亡診断書」によれば、馬春玉は河南省寿光県萍家荘出身、当時25歳。昭和205月ころ結核性腹膜炎を発病し、20年7月4日午前1時、赤平町平岸で死亡している。 

「平岸華人宿舎立換金」には、20年7月4日に中国隊の班長以上、日本人の指導長・組長出席に依る「受入式」が行われ、翌日に中隊長以上と指導員が火葬場に行き、告別式が行われたと書かれている。

 

 

 

f:id:machikiso:20131017232554j:plain

7月4日 受入式華人班長以上

 

大東亜●6升 貸方6000 

 

同   指導長及組長329名計41

 

清酒4升 貸方32000

 

大東亜●2升 貸方2000 

 

7月5日 告別式(馬春玉) 

 

中隊長以上及指導員火葬場行

 

大東亜●5升 貸方5000