井華赤平の李清文さんの証言(2)

私達は"中華寮"に住んだ。そこ家も木造だ。私達の寮には大きいストーブが六つあった。大部屋で、寝床は1列に長く、床にはござが敷かれていた。その上に寝て、体にかけるのは南兵営で渡された掛け布団だ。

仕事を始める時、班長が8人を1つの坑道に引率した。1晩に1立方メートルの石を掘る。2交代で、毎日12時間働いた。

働いているとき、何度も事故が発生した。崩れたときに、下敷きになって二人が死んだ。毎日坑内でノルマがあり、ノルマを果たさないと、日本の工事監督は手に持っていた棒で私達を殴った。棒の先は金属だ。日本人は持っているかなづちで私達を殴った。私は打たれて意識を失ったことがある。昏倒しても構わなかった。