「置戸町史」に見る中国人強制連行（５）

 『草の墓標』に掲載された付表では、地崎組置戸の転入者二九〇人、伊藤組の連行者四九九人、死亡者一〇四人、野村鉱業連行者一九五人、転入者二九七人、死亡者二四人です。

「移入状況」を、『中国人強制連行資料』で整理すると、

[伊藤置戸]　契約数500　乗船数499　船中死亡68　富山県東岩瀬20年5月29日　上陸数431　上陸後死亡15　置戸へ20年6月１日に416人

　伊藤上砂川へ20年６月1日203、伊藤上砂川へ20年8月15日395

[野村置戸]　契約数200　

1次・連雲港145　大阪19年5月20日　上陸数145　野村置戸19年5月24日145　　

２次・連雲港50　大阪19年７月1日　上陸数50　野村置戸19年7月14日50　

１次・２次計195

熊谷平岡より20年６月４日297

総計492人

[地崎置戸]

地崎伊屯武華より19年8月15日290人

となります。